【予算委員会で質問】
先日、予算委員会で質問に立ちました。
今回の予算委では、台風19号の被害を受けて、冒頭で、各党とも別途15分ずつ、台風関連の質問時間が設けられました。
●台風質問の録画 ⇒ http://bit.ly/2psGR06
《甚大な被害》
その台風、甚大な被害を及ぼし、19日時点で、▽79人が亡くなり、▽11人が行方不明になっています。
これほど広範囲で各地の川が決壊したことは、前例がありません。
私からは、▽不明者の捜索に全力を挙げること、▽この週末も雨が予想されることから、二次災害が起きないよう万全の体制を取ることを求めました。
また、今回は、台風接近中に、国交省のサイト『川の防災情報』がダウンし、▽各地の河川の水位データや、▽カメラ映像が閲覧できなくなったトラブルが起きました。
その点も指摘し、早急な対策を求めました。
この模様はニュースで紹介されました。⇒ http://bit.ly/2MnUFlB
一方、通常の質問では、2つのテーマで聞きました。
●通常質問の録画 ⇒ http://bit.ly/2VRn5aE
●配布資料 ⇒ http://bit.ly/33NFHLl
《就職氷河期世代への支援》
このうち、まず「就職氷河期世代」について。
この世代は、バブル崩壊後の1993年から2004年にかけ、高校や大学を卒業した人たちのことで、今年度34歳~49歳ぐらいになります。
この世代は、企業が採用を手控えたため、いまも不安定な仕事についていたり、無業でいたりする人が多くいます。
政府は、今回、初めて、この世代の本格支援を打ち出しましたが(遅い!)、政策の具体性が乏しく、どこまで本気で救おうとしているか疑問です。
また、正社員になったとしても、その後の生涯年収がどうあるべきと考えているか、明確な答弁がありませんでした。
貯金もなくギリギリの生活から、どのくらいの所得があれば、生活困窮から脱して結婚や出産を考えられる、年金が十分得られるようになるのか?
「支援するなら、そうしたことも考えて行うべき」と訴えました。
《日本の温暖化対策を前へ》
続いて「地球温暖化対策」について。こちらは、主に小泉進次郎大臣と議論。
日本の取り組みは遅れていて、世界66の国・地域が「2050年に温室効果ガスの排出ゼロ」と言っているのに、日本は「今世紀後半の“できるだけ早く”に実現」という表現にとどまっています。
また、小泉大臣の発言も「具体性に乏しい」という評価で、私は、改めて日本の目標を聞きました。
そうしたら、小泉大臣は「2051年にも実現ゼロをめざす」とこれまでにない発言。
想定していなかった答弁なので、驚きました。
このときの様子もニュースで取り上げられました。⇒ http://bit.ly/2OXnAyH
議論しながら、小泉大臣は、ほかの大臣とは違って(失礼!)とても勉強されている感じで、好感が持てました。