【「総火演」の迫力を360度動画で!】

  毎年8月下旬に、富士山麓の「東富士演習場」で、3日間にわたって実施される『富士総合火力演習』。
            
 略して『総火演(そうかえん)』。
          
 陸上自衛隊では、広報活動の一環と、日ごろの訓練の成果を披露する場として一般公開していて、毎回3万人近くの観客が集まります。
              
 その「総火演」に、兵庫からツアーを組んで、支持者の方20人と見学してきました。

        
         
《耳をつんざく音》
      
 数キロ四方の広大な敷地に、隊員数およそ2400人が参加して行われる訓練は、陸自の実弾射撃訓練としては最大規模になります。 
           
 プログラムは2部構成で、まず、主要装備品の紹介。
             
 「対戦車ミサイル」や「対戦車ヘリコプター」、それに「戦車」などが、順番に登場。

   
 アナウンスによって、これら装備の役割や性能が紹介されたあと、実弾射撃が行なわれます。
             
 射撃は、数キロ先の目的地に打ち込むのですが、射撃の瞬間はもの凄い音で、観客は、その都度、耳をふさぐほどでした。

   
   
《島の占領を防ぐ作戦》
   
 続く第2部は、第1部で披露した装備を使って、想定シナリオに基づいた演習の実施。
               
 ことしのシナリオは、南西方面の島に敵が上陸したことを想定した「島しょ部における統合作戦」。
                  
 尖閣諸島をイメージしている感じですが、占領を目的に上陸してくる敵の艦艇を迎撃します。
            
 戦車や装甲車、ヘリコプターが突撃していき、敵を壊滅させるのですが、次々と車両が進入して火力で圧倒する様子は壮観でした。
    
 その戦車の射撃の様子を360度カメラで撮影したので、ご覧ください。

http://u0u1.net/YFPJ

   
  
《自衛隊に感謝》
     
 けさも、北朝鮮も弾道ミサイルを発射したという情報があり、日本を取り巻く安全保障環境の厳しさは変わりません。
      
 世論調査などによると、国民の大多数が自衛隊に好感を持っていて、皆、災害救助活動などで、お世話になっていると感じています。
  
 さらに、こうした演習を見ると、日夜、献身的な訓練を続けている隊員に、敬意を表したいと思います。