【国が参考にしている明石】

 日本維新の会の片山大介です。
        
 国は、来年10月から「幼児教育の無償化」を始めることになり、現在、制度設計を進めていますが、参考にしているのが兵庫・明石市(あかし)。
                   
 おととしから、第2子以降の保育料を無料にし、いわば国の政策を先行実施しているのですが、その効果と課題について、泉房穂(いずみ・ふさほ)市長に聞いてきました。

                     
 泉市長は「無料にしたことで、周辺自治体から子育て世代の流入が相次ぎ、去年の人口は、過去最多の29万5,000人余になった」と述べました。
             
 その一方、待機児童も一挙に増え、ことし4月で571人。全国ワースト1位です。
          
 泉市長は「今年度中の施設整備で、受入れ枠を2000人分拡充し、解消する」としていますが、国の無償化でも同じことが起きる可能性があり、注意しなければいけません。

      

 また、泉市長は、国の無償化について以下の懸念を提示。
    
 ●財源で、地方消費税が使われる可能性、
 ●年度途中(10月)からの実施で、自治体混乱の可能性、
 ●全保育サービスが対象なので、質が担保されるのか、
          
 泉市長と意見交換のあとは、実際に、市内の保育所を見学しました。


      
 今回の視察の成果を、今月下旬から始まる国会で、国にぶつけていきたいと思います。