【『気候変動適応法』が成立】

 日本維新の会の片山大介です。

 以前の投稿でも紹介した『気候変動適応法案』。
 
 地球温暖化の進行で懸念される、▽異常気象や▽農作物の品質低下などの被害を軽減するための対策を進めていこうという法案です。
                          
 参議院の環境委員会では、この法案に対する審議が、先週から今週にかけて、3日間行われました。
      
    
《課題は「地方の取り組み」》
         
 温暖化による影響は、地域によってさまざまです。
           
 このため、各自治体がみずから地域特性を生かした対策を進めていく必要があり、法案では、すべての自治体に対策の計画が求められます。
                  
 でも、計画を立てるにあたって必要となる、将来の温暖化の影響予測は、技術的にとても難しい!
          
 例えば、「潮位が上がるから堤防を作る」と言っても、その根拠がなければ高さも決められません・・・。
      
 各自治体が、本当に実行力のある計画を作れるかは未知数で、その点を、中川雅治・環境大臣に尋ねると、「予測の技術的手法を開発し、地方と密接に連携を取っていきたい」と答えていました。


 
●録画はこちらから→ https://goo.gl/oBFboE
   
  
《委員会審議を通れば本会議に》
         
 審議が終われば、委員会のメンバーによる採決が行われ、全会一致で可決しました。


                
 これを受けて、この法案は、翌日の参議院本会議に上程され、今度は、すべての参院議員による採決が行われました。
       
 本会議採決は押しボタン方式で、こちらも全会一致で可決し、法案は成立しました。
               
 この時点で、法案の「案」が取れて、法に変わります。


         
《本会議待ちの法案多数》      
                      
 法案は、こうして各委員会で審議された後、本会議で採決され、成立していきます。
                 
 国会の会期末が近づいてきているので、各委員会での法案が数多く待ち構えていて、国会は本当に忙しくなってきています。