【新生“維新”の見せどころ】
先日、わが党の党名が「日本維新の会」(にっぽん)に変わりました。
心機一転・再出発で、今月26日に召集される臨時国会が新生“維新”の見せどころとなります。
また、県支部の「兵庫維新」も、このたび新体制に変わりました。
いずれも、支援者に対して説明の必要な事がらだと思います。
きょうは、維新内での、この2つの動きについてお話ししたいと思います。
【臨時党大会で党名変更】
先月23日、臨時党大会が開かれ、党名が「日本維新の会」に
変わりました。
松井一郎代表は、あいさつのなかで
「“おおさか”を冠むりにした政党名だと、地域のエゴと捕らえられかねない」と変更理由を説明しました。
わが党の、ここ最近の名称の変遷を見ると、もともと2年前の『日本維新の会』から、
『維新の党』→『おおさか維新の会』→『日本維新の会』と
3回変わり、もとに戻りました。
確かに変わりすぎではありますね。
「おおさか維新の会」という名称は、去年の秋、
当時の「維新の党」が分裂したときに付けられた名前でした。
国政政党に地域名を付けることに、当時、私も多少の違和感を
持ちました。
でも、この夏の参院選でずっと連呼してきたので、
愛着も出て、今では名残惜しさもあります。
そもそも、維新の成り立ちは、橋下徹前代表が大阪で行ってきた改革を全国に広げていこうというものです。
ですから、先の参院選では、
「おおさか維新の“おおさか”は改革のシンボル名」と説明しました。
それでも、「おおさか維新の会」が全国で獲得した
比例票515万票のうち、40%は近畿6県からの得票でした。
ということは、まだまだ近畿に頼った政党だということなんです。
真の国政政党を目指すために「日本維新の会」に名称を変えるのは、納得がいくと思います。
党名の変更というのは、ほかにも大変なことがあります。
これまでに作っていた名刺やポスター、ビラなどが使えなくなることです。
今後の政治活動のためにも急いで作り変えなければならず、
意外な出費に困っている人もいるかなと思います。
【維新の良さは“とんがったところ”】
この臨時党大会で、私は“誓いのことば”を述べさせていただきました。
私が述べたことは以下のようなことです。
今の政治は1強他弱。これではダメで、もう1強が必要。
もう1強を担えるのは、今の与党に対し、
明確で分かりやすい対抗軸がある「日本維新の会」しかない。
その対抗軸とは、一言で言えば、古い政治に立ち向かっていく「とんがっている」ところ。
「身を切る改革」、「徹底行革」、そして「既得権の打破」であり、
それを実行することがわれわれの使命であって、存在意義とも言える。
来月下旬からの臨時国会では、全国に「維新ここにあり」を
見せていく。
そして、橋下徹前代表が約束した
「5年以内に政権交代が可能な党にしていく」ことを実現させていく。
【100本法案大作戦!】
その「維新ここにあり」の秘策が、“100本法案大作戦”です。
今回の参院選で、われわれは、参議院の議員数が12人になりました。
参議院で11人以上という数字は大きく、
議員立法を提出できる数なのです。
これまでは、『改革政党』を自負していても、
議員数が足りずに法案を提出できなかったのです。
ですから、この機会を最大限にいかしていこうという考えです。
臨時国会は年末いっぱいまで開かれ、
期間は100日近くになります。
それまでに100本の法案提出、
単純計算で1日1本出していくことになります。
その一発目が、「身を切る改革」に関する10法案。
主だったものを挙げると、
▽衆議院議員定数削減法案・・衆議院議員の定数を約3割削減して336人にする。
▽議員歳費削減法案・・・・・国会議員の歳費(給与)129万円を2割削減する。
▽企業団体献金禁止法案・・・企業・団体からの寄付を全面的に禁止する。
お分かりのように、参院選で皆さんに約束したことです。
こうした公約をすべて法案化し提出していく考えです。
法案は提出するだけでは意味がありません。
実際に成立させなければいけません。
他党にも協力をお願いしながら、その努力をしていきたいと思っています。
【兵庫にとっては勝負の年に】
さて、県支部の「兵庫維新」も、
このたび新しい体制になりました。
室井邦彦参議院議員が代表に、
清水貴之参議院議員と私の2人が代表代行になり、
3人による共同体制になりました。
前代表の清水参議院議員が代表を退くにあたっては、
新聞やネットで騒がれましたが、
参院選を勝利に導いたうえで勇退し、改めて、挙党一致の体制を作ることは意味があると思います。
兵庫の政治は、これからの1年がとても重要になることをご存知でしょうか?
首長選挙の数は何と20に上ります。
実に、全自治体数(41市町)の半数近くで行われるのです。
また、議員選挙の数も16。兵庫の政治が大きく変わる節目の年になるのです。
維新にとっては、ぜひ、議員の数を増やして、
来るべき衆議院選挙や3年後の参議院選挙につなげていかなくてはいけません。
そのためにも、全員体制で、この1年を乗り切らないといけません。
今回は、そのための3人による共同体制なんです。
新生“維新”を、国政でも、そして兵庫県内でも存分に
見せていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。