【いよいよ参議院へ】
新年度予算案が、きょう衆議院を通過する見込みです。予算審議の主戦場は、明日から参議院に舞台を移します。
(「日本維新の会」参議院議員 片山大介)
《厚労省はお粗末》
衆院審議では、ご存じのように「働き方改革」の関連法案を巡り、『裁量労働制』が大きな問題になりました。
『裁量労働制』とは、労働者の働いた時間ではなく、仕事の成果のほうを重視する制度です。
残業手当は、実際に働いた時間ではなく、あらかじめ一定時間分だけに決めておくという考えで、これを「みなし時間」と言います。
そうなると、この時間より効率的に働いた人は得するのですが、逆にそれ以上に働いてしまった人は損してしまう。だから、議論が行われているんです。
問題なのは、厚労省が行っていた企業への影響調査のデータに誤りが相次いで見つかったこと。あまりにもお粗末で、参院審議でも引き続き追及されることになります。
《各種法案の審議も》
予算案以外にも、各省庁が提出している法案の審議が、そろそろ始まります。
私は、予算委員会のほかに、▽環境委員会と、▽消費者問題特別委員会に所属しています。
ですので、双方の省庁が提出する予定の法案に対しても、質問準備を進めています。
《記者時代と同じ手法で》
私は、省庁からの説明(レク)だけで納得することはまずありません。役人が、自分たちに都合の悪いことを話すわけないからです。
昔の記者時代と同じように、▽現場に行ったり、▽大学教授やNPO団体など外部の専門家たちの話を聞いたりしながら、法案の課題などを取材しています。
今夜も電話取材をしています。年度末に向けて、こうした日々がまだまだ続きます。