01.17
2023
【阪神・淡路大震災28年】
きょう1月17日は、6400人余りが亡くなった『阪神・淡路大震災』から28年になります。
兵庫県民にとっては、決して忘れることのできない日です。
神戸市では「1.17のつどい」が行われ、正午に鐘が鳴らされ、参列者全員で黙とうをささげました。
そして、ひとり一人、白いカーネーションを水面に浮かべて献花していき、哀悼の意を捧げました。
《政治家としての原点》
当時、私はNHKの新米記者でしたが、被災現場に入ったときの驚きは忘れられません。
見渡すかぎり、すべてが被災している状況で、何から取材を始めたらよいのか分からず、途方に暮れた覚えがあります。
被災者の声に耳を傾けながら、一つひとつ記事にしていきました。 そのときの「被災者を救いたい」という思いが、いまの政治家の原点にもなっています。
《復興したが課題も》
震災からの復興は大分進んできたと思います。
でも、被災者の生活再建をはじめ、街の活力の低下や、震災の風化など、解決できていない課題もたくさんあります。
神戸・中央区の公園で、竹と紙の灯籠で描かれたのは、「1.17」の日付と「むすぶ」という文字。
いまは、誰もが被災者になる可能性があるなか、▽大きな災害を経験した場所や、▽そこで生きる人々と「むすぶ」ことで、得られた知恵や教訓を伝えていくという願いが込められています。
《安心安全な社会を》
すべての人にとって、安心で安全な社会を作っていく、政治の大きな役目であることを忘れず、取り組んでいきたいと思います。
きょうは、被災者に想いを馳せながら、静かに過ごしたいと思いま
#1:17のつどい