【給与UPに反対】

 国会は会期末を迎え、参院本会議では、国家公務員の給与(月給・ボーナスとも)を引き上げる法案が可決・成立しました。
     
 これで4年連続です。
                     
 採決の際、関係法案を含めて反対したのは維新だけ(11票)。自公や民進などは、すべて賛成でした。メディアもほとんど取り上げませんでした。
        
 増税を口にする前に「身を切る改革」が必要なのに!。これが、日本の政治の現実です。モリカケ問題の前に、こうしたことに問題意識を持つべきです。
                 
 今回の給与アップは、人事院の勧告に基づいたものですが、この制度が本当に必要なのかと思います。「民間給与を参考にしている」と言っても、一定以上の企業のサンプルに過ぎず、正しく実態把握できているとは思えません。
              
 それに、国はいま「働き方改革」を進めているのだから、仕事に見合う対価にすべきで、勧告で給与を決めていくなら、仕事ぶりの客観的な評価だって妨げます。
        
          
【「温暖化対策」で質問】
 その前日には「環境委員会」で初めて質問に立ちました。
      
 内容は、先月、ドイツ・ボンで開かれた「COP23(国連気候変動会議)」で合意された内容について。中川雅治(なかがわ・まさはる)環境大臣に、政府の考えをただしました。
 
 ●録画はこちらから
 http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?ssp=31447&type=recorded
         
 日本は、▽CO2を排出する石炭火力発電所の建設計画が、現在、40基もあるうえ、▽CO2排出に「炭素税」を課したりする「カーボンプライシング」の取り組みも遅れています。(中国だって取り入れようとしているのに!)
                    
 私は、「今のままCO2を出したって文句を言われない社会では、誰もきちんとやろうとしない。経済界の反対もあるかもしれないが、対策に努力した人が報われる制度を作らないと温暖化対策は前に進まない」と訴えました。