06.09
2021
【今国会で最後の質問】
国会は来週16日が会期末で、各委員会も今週で終わりになります。
私の所属する「環境委員会」も、きょうが最後の質疑。
きょうは「一般質疑」と呼ばれ、「法案質疑」とは違って、環境政策にまつわるテーマなら、何でも質問できます。
わたしは、▽福島第一原発の除染で出る”除去土壌”と、▽4月に海洋放出の方針が決まった”原発処理水”について。
小泉進次郎(こいずみ・しんじろう)環境大臣と、原子力規制委員会・更田豊志(ふけた・とよし)委員長(写真2枚目)に質問しました。
《処理水のモニタリングは?》
特に、原発処理水の海洋放出について、海に流れる放射性物質の放射線量をどのようにモニタリング(監視)していくのか?
私は一つの事例を挙げました。
それは、アメリカのオバマ大統領の時代、メキシコ湾で石油の掘削をしていた際に起きた爆発で、海底から石油が噴出した事故。
止まるまでに1~2か月かかりましたが、オバマ大統領は、海底にモニターを設置して噴出する映像をリアルタイムで公開したということです。
これによって、アメリカのエネルギー省「DOE」の信頼は増したと言われ、ことし出版されたオバマ大統領の回顧録にも掲載されています。
私は「改ざんなどが起きないよう、モニタリングの過程で、できるだけ人の手を入れないようにすることが大切」と訴えました。
これに対して、小泉環境相は「放射線量の分析には時間がかかるので、リアルタイムは簡単ではないが、いろいろ検討していきたい」と述べました。
《あすは党首討論》
国会会期末を前に、いよいよ、きょう(9日)は、菅首相と野党党首による党首討論が行われます(1600~1645)。 東京オリンピック開催の可否や、政府の新型コロナウイルス対応をめぐり 論戦が展開される見通しです。
維新は、片山虎之助・共同代表が質問に立ちます。
NHK・TV入りなので、どうぞご覧下さい。