【新年度予算が成立】

 一般会計の総額が過去最大の106兆円余となる新年度予算の採決が、おととい(26日)参院本会議で行われ、可決・成立しました。

 わたしは、予算委員会での締めくくりの質疑に加え、予算委員会での採決前の討論、そして、本会議での採決前の討論と、すべてを担当しました。

《安定的な皇位継承》

 質疑録画⇒https://bit.ly/3d5G9eo

 予算案審議は、▽最初の質疑(基本的質疑と言います)と、▽最後の質疑(締めくくり質疑と言います)は、全閣僚が出席します。

 なので、圧迫感があり(写真1、2枚目)、それなりに緊張するのですが、今週、初会合が開かれた“安定的な皇位継承を検討する有識者会議”について質問しました。

 今回の議論は、天皇退位に関する『皇室典範特例法』の付帯決議で求められたもの。

 私は「国民統合の象徴である天皇・皇室の問題で、国論を二分するようなことがあってはいけない」と指摘。

 そのうえで「与野党の合意可能な結論を導き出すことが大切。安倍内閣でも先送りになった問題で、簡単ではないが、その覚悟で臨んでほしい」と述べました。

《予算委でのペットボトル》

 そして、予算委でのペットボトル使用についても指摘。

 予算委では、コロナ対策で、これまでピッチャーで水をついでいたのをやめて、ペットボトルの水が用意されることになりました(写真)。

 でも、ペットボトルは、プラスチックごみになりやすく、政府が「プラスチックの排出抑制」を政策として進めているなか、違和感があります。

 私の所属する環境委員会では、紙パックの水に変える方向で検討していて、予算委員長に「ぜひ、予算委でも検討してほしい」と要請しました。

《予算委・本会議とも反対》

 予算委では、締めくくりの質疑の後、採決が行われ、われわれ維新は反対しました。

 討論録画(予算委)⇒https://bit.ly/3vY7kR3

 なぜか?

 反対の理由は、今回の予算で、新型コロナの諸問題に本当に対処できるのか疑問を抱かざるを得ないからです。

 また、これまでの対応を振り返ってみても、不安を感じざるを得ません。

 例えば、時短要請に対して支払われた「協力金」。

 営業規模や従業員数などを考慮しておらず、1店舗当たり同じ金額にとどまっているうえ、給付自体も時間がかかっている状況。

 さらに、変異株が流行した場合はどうするのか?こうした問題を指摘し、改善点を提案しました。

 夕方から始まった参議院の本会議でも、維新を代表して登壇し、反対の立場から討論しました(写真)。

 討論録画(本会議)⇒https://bit.ly/3d9ZMSH

 討論原稿(本会議)⇒https://bit.ly/3crvn2T

 新年度予算案は、与党の賛成多数で可決・成立しましたが、われわれの提案も取り入れながら、予算の執行を進めていってほしいと思います。