【噛み合わない答弁に困りました】
おととい(27日)、過去最大の102兆円となる新年度予算が、参議院本会議で可決・成立しました。
27日のドキュメント映像
YouTube チャンネル
『元NHK記者 片山大介のなるほど政治リポート』
《維新を代表して質疑》
予算成立の日は、まず、予算委員会で、採決前の“締めくくり質疑”というのが行われます。
私は、維新を代表して、安倍総理はじめ、閣僚に質問しました。
●録画中継 ⇒ https://bit.ly/2vSJWdv
《学校の再開はできるのか?》
まず『新型コロナ』では、新学期からの学校再開について。
東京都が「都市封鎖」の可能性を指摘する一方、政府は、一斉休校を終わりにして、各学校に4月からの再開に向けた準備を進めてもらうとしています。
この2つは、ベクトルが全く違う話。
私は、「政府からすれば『別におかしくない』と思うかもしれないが、国民からすればチグハグさを感じ、不安に思う」と指摘。
そのうえで、「政府の考え方を、きちんと説明した方が良い」と述べました。
そうしたら、総理は、翌日(28日)の会見で、「学校の再開について、改めて専門家の判断を仰ぎたい」と述べました。
《維新は『公文書管理法改正案』提出》
続いては『公文書の管理』について。
モリカケ問題のあと、政府は、公文書管理のガイドラインを見直していますが、同じような問題が一向になくなりません。
それに、政府は「今後、公文書の管理は電子化を目指していく」としていますが、今月末までにとしていた「検討事項の結論を出す」という約束も守られそうにありません。
その点をただすと、担当の北村大臣が出てきて、まったく違う答弁を話し始めました。
(※録画中継のタイムコード03:00:00ぐらいからです)
ここまで噛み合わない答弁は初めてで、質疑がしばし中断。
(※写真は、役人と相談する北村大臣と、待たされる私)
北村大臣の答弁は、とかく問題視されますが、よく分かる気がしました。
そのやり取りもあって質問時間がなくなるなか、最後に、先日、維新が提出した『公文書管理法改正案』を紹介。
これは、公文書管理の電子化を徹底し、永久保存するという法案で、政府はじめ、各党にも賛同を求めました。
《質問後の余波について》
さて、私のあとに共産党議員が質問し、質問時間を15秒オーバーして、委員長や総理から「時間が来ている」などと注意されました。
そうしたら、翌日、「その前の片山議員だって11秒オーバーしていた」といった指摘が、SNSなどで挙がっています。
引き合いに出されるのは困りますが、ひとこと言わせてもらえば、私は残り時間ゼロになってから、改めて話を始めたりはしていません。あしからず。