【小泉環境相に質問】
環境委員会が開かれ、先の台風19号で出た「災害ごみ」について質問しました。
録画はこちら ⇒ http://bit.ly/2KjRNVu
《補正予算の必要性》
政府は、先週、災害ごみの処理費用として、およそ174億円の支出を決めました。
これは第1弾で、今後、補正予算を編成し、さらに処理費用を上乗せする考えです。
去年の西日本豪雨では350億円に上り、今回の被害が西日本豪雨を上回ることを考えると、それ以上の財源を付けて、復旧・復興を加速させることが必要です。
その点について、小泉大臣に聞いたところ、「一概に額は言えないが、必要な予算を計上していきたい」と答えました。
《ミッション・インポッシブル》
そして、仮置き場に置かれている、山積みになった「災害ごみ」について、大臣は「“身近な”仮置き場からの搬出は年内には終わらせたい」としています。
でも、ごみの総量も確定していないなか、なかなか簡単ではありません。
その点を尋ねたところ、小泉大臣は、「片山議員の好きな映画は『ミッション・インポッシブル』だそうで、このミッションは可能にしたい」と答弁されました!
私のWebサイトに書いてあるのを下調べをしたようで(笑)、ふだんは真剣な委員会室からも、笑いの声が。
《ボランティアへの支援》
そして、今回、私がいちばん聞きたかったのが“ボランティアへの支援”。
今や、被災地でボランティアの存在は欠かせず、今回も、被災した各地には、のべ13万人超のボランティアが入りました。
特に、長野では、ボランティアとNPO、行政が連携して、災害ごみを搬出するスキームを確立。ボランティアやNPOが持つ知見が生かされました。
現場のボランティアを求めるニーズは高まるばかりですが、ボランティアは自費で行かなくてはならず、「簡単に行けない」といった声もあります。
こうしたなか、兵庫県は、ボランティアの交通費や宿泊費を補助する制度を作り、今回の台風19号で初めて適用。
こうした動きがもっと広がるべきですが、国レベルでは何もしていません。
国もこうした仕組みを検討すべきで、これについて尋ねたところ、「所管の内閣府とも相談しながら、検討して行きたい」と前向きな答弁をいただきました。
《自分の言葉で話す大臣》
小泉大臣と議論しながら感じたことは、具体的な答弁は少ないものの、答弁書を読まず、自身のエピソードを織り込みながら、自分の言葉で話そうとしているところでした。
自分の言葉で話すためには、事前の勉強が必要ですが、相当、勉強をされているのだと思います。
環境政策には、ほかにも、▽地球温暖化対策や、▽レジ袋の有料化など、廃プラスチックの問題など幅広く、今後も、しっかり議論していきたいと思います。